LDHについて(LDLコレステロールではありません)

病気の解説ではありませんが、LDHをご存じでしょうか。

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)と混同されていることがあるようですが、別物になります。

LDHは乳酸脱水素酵素(lactate dehydrogenase)の略です。LDと省略されることもあります。体のさまざまな臓器・組織に存在し、臓器・組織がダメージを受けることで血液中へ流れ出し、高値となります。

血液中のLDHが増加する疾患として、
悪性貧血、悪性リンパ腫、白血病、溶血性貧血、急性肝炎、ウイルス性肝炎、肝硬変、心筋梗塞、心不全、肺梗塞、筋ジストロフィーなど様々な疾患で増加します。

LDHだけでどこの臓器がダメージを受けているかはわかりませんが、体のどこかで何かが起きているというシグナルになります。