膀胱炎もよくある疾患の一つです。
典型的な症状は、頻尿、排尿時痛、尿混濁があります。その他にも、残尿感、下腹部不快感、鈍痛などを認めることもあります。基本的には発熱は伴いません。
原因は尿道から侵入した細菌によって膀胱粘膜が炎症を起こすことで引き起こされます。
治療は原因となっている細菌を抗菌薬で退治します。
原因菌の多くは大腸菌とされていますが、その他の菌の場合もあります。また抗菌薬が効きにくい大腸菌の報告もあります。膀胱炎を繰り返す場合は尿の培養の検査も必要となります。
尿培養検査を行うことで、どのような菌が原因となっているか、またどのような抗菌薬が効きやすいか(効きにくいか)がわかります。