便秘もよくある症状です。便秘症のガイドラインでは「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されています。
便秘は排便の頻度が少ないという回数だけの問題でなく、毎日排便があっても排便困難な状態で認識されることもあります。血便や体重減少などの症状があれば背景に悪い病気が隠れていないか最初に検査を行う必要性がありますが、そうでなければ緩下剤を使用して様子を見ることが多いと思います。
緩下剤としてはいろいろな種類があります。比較的よく使用されているものとしては酸化マグネシウム、センナがありますが、その他にもピコスルファートナトリウム、ルビプロストン(アミティーザ®)、エロビキシバット(グーフィス®)、マクロゴール(モビコール®)などいろいろな種類があります。お尻(肛門)のところまで下りてきているけど出そうで出ないときには坐薬や浣腸を使用することもあります。