トリガーポイント注射

トリガーポイントとは

トリガーとは引き金という意味です。トリガーポイントは痛みの元となる場所で、筋肉でしこりのように固くなった圧痛点のことです。

肩や腰、手足などで筋肉が固くなって押すと痛気持ちいいような場所がありませんか。そこがいわゆるトリガーポイントになります。

トリガーポイントは東洋医学で扱うつぼと約70%程度で一致したという報告があるそうです。


トリガーポイント注射

トリガーポイント注射はトリガーポイントに局所麻酔薬を注射して痛みを和らげる治療になります。注射をすることで局所の痛みの改善だけだなく、関連痛の緩和も目的として行います。また、痛みの悪循環を断つと考えられています。

例えば肩こりがひどくて頭痛になっている場合に、肩のトリガーポイントに対して注射を打つことで肩のこりをよくし、関連痛である頭痛も緩和させます。

 

注射ときくと痛いイメージがあると思いますが、細い針を用いるので注射の痛みはそれほど強くはありません(痛みの感じ方には個人差があるとは思います)。

 

注意事項としては
・局所麻酔薬にアレルギーのある方は行えません。
・注射後に一時的に筋力低下が現れることがあります(通常1時間程度で回復します)。
・抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を内服中の方は事前に申告してください。